トマトやナスの葉に白い線ができていることがあります。
これは、ハモグリバエの幼虫の仕業です。成虫が葉の中に卵を産み付け、孵化した幼虫が葉を、かじりながら進行します。

ミニトマトの葉-ハモグリバエ食害
トマトやナスなどの果実野菜では、それほど大きな害はありませんが、葉物野菜では、見た目が悪くなり商品としての価値がなくなってしまいます。

ナスの葉ーハモグリバエ食害
今回は、ハモグリバエ(別名:絵描き虫)の対処方法と予防方法を紹介します。
ハモグリバエの対処方法
葉を摘み取る
少しの被害であれば、葉を摘み取るのが最も手間が少ない方法です。摘み取った葉は、畑の外に廃棄しましょう。
幼虫を手でつぶす
葉の中に潜んでいる幼虫をピンポイントで対処する方法です。幼虫は、葉を食害した白い線の中に潜んでいます。
葉を光で透かして見ると、幼虫の場所を発見することができます。幼虫を手でつぶすとプッチとした感触があります。
農薬の散布
オルトラン粒剤または、マラソン乳剤、ベニカベジフルスプレーなどがホームセンターで販売されていて効果的です。
ハモグリバエの対策
防虫ネット
キャベツなどの葉物野菜は、成虫を寄せ付けないようにトンネル支柱を設置して、防虫ネットや不織布などをかけるといいでしょう。
ウリハムシと同時に、青虫の被害も予防できます。トマト、ナスなど大きく育つ野菜の場合は、防虫ネットの設置は大掛かりとなり手間がかかり現実的でありません。
テープ
粘着テープを設置して、近寄ってくる成虫を捕獲するという方法です。防虫ネットの設置が難しい場合は、こちらを試してみましょう。
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