アスパラガスを根株から育てる方法

アスパラガスは、多年草であり一度植えると同じ場所で7~10年は収穫できます。種から植えると収穫は、3年目からとなりますが大株(大きい根株)を植えると翌年から収穫することができます。

早く収穫したい場合は、ホームセンターで根株を購入すると良いでしょう。今回は、根株から育てる方法を紹介します。

アスパラガスの根株の購入

アスパラガスの根株は、「小株、中株、大株」と、根株の大きさにより分類されて販売されています。小株・中株の場合は、2年目からの収穫になります。

大株から育てれば、翌春から収穫することができます。

もちろん大きいほど価格が高くなり、超特大株の場合は1000~2000円程度しますし、中には一株で4000円以上するものもあります・・・

ちなみに、アスパラガスは雄株と雌株が分かれています。

雄株のほうが収穫量がじゃっかん多くなるそうですが、根株の時点では雄と雌の分類はできません。成長して赤い実をつけるものがあれば雌株と判別できます。

畑の準備

  • 植え付けの2週間以上前に、1㎡あたり3㎏の堆肥を撒いてよく耕します。
  • 植え付けの2週間以上前に、1㎡あたり120gの苦土石灰を撒いてよく耕します。
  • 植え付けの4~5日前に、1㎡あたり200gの配合肥料を撒いてよく耕します。

根は、長く成長するので深く耕すようにします。

※畑の写真挿入

畝幅60㎝、畝高10~20㎝程の畝を作ります。水はけが悪いと根が腐るので、水はけが悪い場合は畝を高めにすると良いでしょう。

ここに、株間45㎝程で植え付けていきます。

アスパラガスの植え付け

根株が乾燥している場合は、バケツに水を貯めて10分ほど水に漬けて水分を含ませます。(長時間のつけっぱなしは禁物!)

畝の中に、5~8㎝の穴を掘ります。穴の中に、根株を置きます。根を全方向に広げるように置きます。

根株の上に土をかぶせて埋め戻します。

植え付け後はたっぷりと水を与えます。

植え付け後の管理

3月

発芽前に、化成肥料を土の上から適量ばらまきます。

4月

11月頃に、大株を植え付けていた場合は収穫することができます。わか茎が20~25㎝伸びたらはさみで切り取って収穫します。

小・中株を植え付けた場合は、収穫せずに株を育てます。
草丈が60㎝位になったら、支柱を立てて紐を張って、倒れないようにします。

5~6月

収穫中に化成肥料を適量ばらまきます。

7月

初夏の頃まで収穫をすることができます。細くて曲がったものが多くなると株が弱っています。出た芽はそのまま収穫せずに育てて葉を茂らせます。

適量の化成肥料をばらまきます。有機質肥料と完熟たい肥を投入します。

11月頃

晩秋になると腐葉が枯れます。根元から茎を刈り取ります。

アスパラガスの病気・害虫

茎枯病

茎が茶色く枯れたようになる。刈り取って破棄する。登録された殺菌剤を散布する。

ヨウトウムシ