アブラナ科のチンゲンサイは、モンシロチョウやコナガが飛来して産卵します。その為、何の対策もしていなければ、アオムシに葉を食害されます。
そこで、キク科・セリ科・ネギ属の葉野菜を一緒に植え付けることで、害虫被害を軽減することができます。今回は、チンゲンサイとの混植で相性の良い野菜とその植え付け方を紹介します。
チンゲンサイのコンパニオンプランツ一覧
相性の良い野菜
シュンギク、リーフレタス、葉ネギ、ニンジン、トマト
相性の悪い野菜
同じアブラナ科の野菜を近くに植え付けると害虫被害が増えます。
野菜別の植え付け方
シュンギク
キク科のシュンギクと混植すると、チンゲンサイによって来るモンシロチョウ・コナガを予防することができます。また、科が違うのでお互いのアブラムシも予防できます。
チンゲンサイとシュンギクを条間20㎝くらいで列違いで植え付けると良いです。3列にして、チンゲンサイをシュンギクで挟み込むとより効果的です。
チンゲンサイの方が害虫が付きやすいので、シュンギクを先に植えて大きく育てておきます。
リーフレタス・サニーレタス
リーフレタスもシュンギクと同じキク科の野菜です。アブラナ科とキク科の野菜は、相性抜群です。サニーレタスの赤色はより害虫予防効果が高いです。
葉ネギ
アブラナ科とネギ属では、お互いの害虫が異なり避け合うため、害虫被害が減少します。また、チンゲンサイは、窒素肥料が多すぎるとえぐみが増して味が落ちます。葉ネギを混植しておけば、余分な肥料を吸収してくれるので美味しいチンゲンサイが収穫できます。
条間15㎝くらいで列違いに植え付けると良いです。
ニンジン
ニンジンはセリ科の野菜です。アブラナ科とセリ科の混植は、お互いの害虫被害を予防することができます。
条間20㎝くらいの近めで植え付けます。お互いの葉が触れ合うくらいにすると、害虫予防により効果的です。
トマト
トマトの後作には、ネキリムシの被害にあいやすいアブラナ科の野菜がおススメです。トマトは、アレロパシーが強くカブラヤガに産卵されにくいと言われています。
最近のコメント