ソラマメは、マメ科ソラマメ属の野菜で、冷涼な気候を好みます。
種まきは、暖地・温暖地では11~12月、寒冷地では2~3月頃に行います。収穫は5~6月頃となります。栽培期間は長いですが、栽培は簡単です。
畑の準備
ソラマメは、連作障害があります。連作すると立ち刈れを起こしやすくなります。3年くらいマメ科を育てていない場所に畑を選びます。また、ネギ類とも相性が悪いので混植を避けます。
- 苦土石灰100g/㎡を撒いて良く耕します。
- 堆肥2㎏/㎡、配合肥料100g/㎡を撒いて良く耕します。
- 幅60㎝、高さ10㎝の畝を作ります。
ソラマメの種まき
生育が早いので、畑に直接種蒔きしてもかまいません。畝を作って、株間30㎝くらいの間隔で2粒位づつ撒きます。種は、鳥に狙われやすいので不線布をべた掛けしておくと良いです。
ポットで育苗する場合は、3号ポットに2粒位づつ蒔きます。種には、『おはぐろ』と呼ばれる黒いスジがあります。ここから根と茎が生えてきます。
おはぐろを斜め下にして、種の頭が少し地上に見えるくらいの浅植えします。新聞紙などをかけておくと、保温と鳥対策になります。
発芽して双葉が開いたら、生育の良いほうを選んで1本に間引きします。
ポットでは、草丈が5㎝位(本葉2~3枚までに)植え付けます。生育が早く、直ぐに根詰まりするので植え付けが遅れないように注意します。
ソラマメの植え付け後の管理
水やり
ポットから植え付けをした場合は、根付くまでの1週間くらいは2~3日に1回くらいは水やりをします。
追肥・土寄せ
3月頃になって花が咲いてきたら、化成肥料を50g/㎡撒いて、土寄せします。
枝が混み合ってきたら1株7〜8本の枝を残して、余分な枝を切り取ります。切り取る枝は、細いものを選んで太くてしっかりとした枝を残します。
支柱
ソラマメは、背が高くなるとそのままでは倒れてしまいます。倒れそうなときは、周囲に支柱を立てて紐で囲んで誘引きして支えます。紐の代わりに、銀テープを使えばアブラムシの予防にもなります。
ソラマメの収穫
莢が濃い緑色になり、上を向いた莢が下向きに垂れてきたら収穫時期です。莢を1つづつ摘み取ります。
ソラマメは、収穫後に急速に鮮度が低下します。調理する直前に摘み取ると新鮮なソラマメを食べることができます。
ソラマメの害虫・病気
ソラマメの栽培で、最も多い被害はアブラムシです。3~6月頃になるとアブラムシがわいてきます。アブラムシは、茎葉の汁を吸いウイルス病を媒介します。
事前に、銀テープやシルバーマットなどを使ったり、コンパニオンプランツとしてセロリを混植するとアブラムシの予防になります。
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