ニラの育て方

ニラは、ユリ科ネギ属の多年草です。3月下旬頃に種まきをして、7月頃に苗を植え付けます。暖地では、11月頃に苗を植え付けることもできます。

半日陰でも育ちますし、様々な野菜のコンパニオンプランツとしても役立ちます。(参照:ニラのコンパニオンプランツ

種から育てると、収穫は翌年の春からとなります。ポット苗や株を購入すれば、春うえで夏には収穫できます。

ニラの苗の準備

育苗期間が長いので、畑に直蒔きすると草刈りが大変です。苗を作ってから畑に植え付けると管理が楽です。種まきから2ケ月後くらいに畑に移植します。

畑に空きスペースがある場合は、苗床を作って種蒔きをします。ない場合は、植木鉢やプランターで苗を育てると良いです。根が深く伸びるので、深さ15~20㎝くらいは土を入れておくと良く育ちます。

参照:ネギ、ニラの苗床の作り方

少量の苗を作るなら4号ポットに種まきをするとよいです。

4号ポットの場合は、10粒くらいまんべんなく撒き、土をかぶせます。発芽したら、7本に間引きします。

直根で真下に深く伸びます。ある程度育ったら、植木鉢や畑に移植するのも良いでしょう。

3~4月の種まきは、保温や乾燥予防に、新聞紙や不織布をかけておくと良いです。発芽適温は、15~20度くらいです。

発芽するまでは、ほぼ毎日ジョウロで水やりをします。種が小さいので、水流で流れてしまわないように注意しまし。

ニラの植え付け

畑の準備

半日陰でもよく育ちます。豆類とは相性が悪いので近くに植えないようにしましょう。

  • 苦土石灰を120g/㎡程撒いて良く耕します。
  • 堆肥3kg/㎡、配合肥料150g/㎡を撒いて良く耕します。
  • 畝50㎝、高さ10㎝の畝を作ります。(2条植えの場合)

植え付け

草丈が15㎝位になったら畑に移植します。

植穴を掘って、5~7本くらいの塊で植え付けます。2条植では株間20㎝、条間20㎝くらいで植え付けます。

植え付け後は、たっぷりと水やりをします。

ニラの植え付け後の管理

水やり

苗の植え付け後の1週間くらいは、定期的に水やりをします。根付いたら、基本的には水やりは不要です。

追肥

10月頃に、化成肥料50g/㎡を撒きます。

花芽を摘み取る

7~8月になると花茎が伸びてきます。花を咲かせると、株が疲れて生育が落ちるので蕾のうちに根元から刈り取って収穫します。

ニラの収穫

種から育てた場合は、冬を越して翌年の春から夏に収穫します。地上部の葉を刈り取り取って収穫します。

収穫しても、また生えてきます。翌年も、そのまま収穫できます。

ニラの株分け

だいたい、3年くらいすると根が込み合って生育が悪くなります。3~4年くらいの周期で株分けをして植え替えると継続して収穫できます。

株分けは、2~3月頃が適しています。抜き取った株をばらして、3~5本の束にして植え替えます。

ニラの病期や害虫

春から秋にかけて、アザミウマやネギアブラムシなどの被害にあいやすくなります。畝の周りに、支柱を立ててアルミ蒸着テープを2~3段くらい張り巡らして畝をかこんでやるとアブラムシの予防になります。








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