インゲンのコンパニオンプランツ

インゲンは、単独で育てるとアブラムシやカメムシなどの害虫が付きやすいです。コンパニオンプランツを利用することで害虫の被害を減らせます。

また、インゲンなどのマメ科は根に根粒菌がついて土を肥沃にする効果があります。これにより、一緒に植え付けた野菜の生育を助けて、追肥の量を減らすことができます。

コンパニオンプランツ一覧

相性がいい

ルッコラ、ゴーヤ、ジャガイモ、ナス、セロリ、トウモロコシ、サツマイモ

相性が悪い

ネギ類(ネギ、タマネギ、ニラなど)

害虫予防

ルッコラ

ルッコラは、インゲンの株元を覆ってマルチの役割になります。また、ルッコラの香りは害虫予防にも効果があります。

「つるありインゲン」の周囲にルッコラの種をばらまきして畝全体を覆うように育てると良いです。ルッコラも、インゲンの根粒菌の働きでよく育ちます。

ゴーヤ

畝に沿って、支柱を立てて、誘引ネットを張っておきます。ゴーヤを株間60㎝くらいで植え付けて、ゴーヤの株間に「つるありインゲン」を植え付けます。

ゴーヤの独特なにおいは、インゲンのカメムシ、アブラムシ、アズキノメイガなのど害虫を予防する効果があります。

セロリ

セロリの独特の匂いにより、インゲンにアブラムシを寄せ付けない効果があります。インゲンの株元か株間にセロリを植え付けると良いです。

サツマイモ

サツマイモの株間で「つるなしインゲン」をそだてると、サツマイモのつるに囲まれてカメムシなどの害虫を予防することができます。お互いに、肥料が少ないところでよく育つので相性も良いです。

生育促進

ジャガイモ

インゲンと春植えジャガイモは相性が良く、お互いの成長が良くなります。インゲンの収穫が終わった後にジャガイモが取り遅れないように、栽培期間の少ない、「つるなしインゲン」を使うと良いです。

植え付けは、ジャガイモの株間にインゲンを植え付けると良いです。

トウモロコシ

トウモロコシの収穫時期が近づいたら、株元に「つるありインゲン」を植え付けると、つるがトウモロコシに絡みついて支柱の代わりになります。また、程よい日よけにもなり、真夏の暑さからインゲンを守ってくれて生育が良くなります。

トウモロコシの収穫が終わっても、株を残しておくと良いです。

ナス

マメ科の根粒菌により、土を肥沃にしてくれるのでナスの生育が良くなります。また、ナスの株元を日陰にして、土の乾燥を防ぐマルチの代わりにもなります。

その他、科が異なるので、お互いにつくハダニ、アブラムシを寄せ付けない効果があります。

ナスの両株間に、互い違いになるように「つるなしインゲン」を植え付けます。