アブラナ科のコマツナは、キク科・セリ科、ネギ類と相性が良く、混植するとモンシロチョウやコナガなどの害虫忌避効果があります。
今回は、コマツナのコンパニオンプランツについて具体的な植え付け方を紹介します。
コマツナのコンパニオンプランツ一覧
相性の良い野菜
シュンギク、ニラ、ニンジン、リーフレタス、アカザ、シロザ
相性の悪い野菜
特に相性の悪い野菜はないですが、同じアブラナ科の野菜との混植は避けましょう。
野菜別の植え付け方
シュンギク、リーフレタス、サニーレタス
コマツナの近くにキク科のシュンギクを植え付けると、お互いの害虫被害を減少させることができます。
キク科は、アブラナ科野菜につくモンシロチョウ、コナガ、アブラムシを寄せ付けないよ効果があります。アブラナ科はキク科につくアブラムシを予防します。
植え付け方は、同じ畝に条間15㎝くらいで列違いに植え付けると良いです。お互いに、好む栄養分が違うので競合する心配もありません。
コマツナは、種まきから30日くらいで収穫できます。シュンギクは種まきから40日くらいで収穫となります。シュンギクの方がやや栽培期間が長いので1週間くらい早めに種まきしておくと良いです。
シュンギク以外にも、リーフレタス、サニーレタスなどキク科の野菜は同じ効果があります。
ニラ
コマツナの近くにネギ類のニラを植え付けると害虫予防・病気予防の効果があります。
ニラの匂いは、秋に多発するダイコンサルハムシを予防してくれます。ダイコンサルハムシは4㎜くらいの黒色の甲虫で、アブラナ科野菜の葉をレース状に食害します。
アブラナ科野菜と列違いにニラを植え付けたり、刈り取ったニラを周囲にばらまいておくとより効果的です。
ニンジン
コマツナの近くにセリ科のニンジンを植え付けると害虫予防・生育促進の効果があります。
アブラナ科とセリ科では、お互いにつく害虫が異なるのでお互いの害虫被害が減少します。ニンジンには、キアゲハが来ますがアブラナ科を植え付けることで予防することができます。
条間20㎝くらいに植え付けて、葉が触れ合うように列違いに植え付けると良いです。お互いに直根なので根が干渉しあう心配はありません。
アカザ、シロザ
アカザは、アカザ科の一年草です。秋ごろに、畑に雑草として生えてきます。このアカザは、アブラナ科の野菜と相性が良く、畑に生えてきたときはそのまま育てておくと良いです。
アカザは、アブラナ科野菜の害虫を予防したり、地表を覆ってマルチの役割をします。
アカザの背が高くなり、コマツナの日当たりが悪くなりそうになったら、地表付近で刈り取ってやると良いです。シロザもアカザと同じように使えます。
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