メロンを種から育てる方法

メロンの苗画像

メロンは、カボチャやスイカと比べると病気になりやすくて栽培の難易度は少し高めです。しかし、トンネル栽培をしたり空中栽培をすれば病気の発生率を減らすことができます。また、病気にも強い品種もいくつかあるので最初は育てやすい品種を選べばよいでしょう。

露地栽培に向いている品種は、「プリンスメロン、コロタン、サンライズ、らくなりメロン」などがあります。プリンスメロンは、広く流通しているのでホームセンターや園芸店などに販売されています。その他の品種は、特殊なのでネットなどで購入すると良いでしょう。

メロンの種蒔き

露地栽培をする場合は、3月下旬から4月頃より種まきをします。

種蒔きは、スイカと同様にセルトレーに1粒づつ撒くか、3号ポットに2~3粒種まきして育てます。メロンの種は、比較的高いのでセルトレーに一粒づつ撒いて育てたほうが無駄が少ないかもしれません。

今回は、面倒なので3号ポットに1粒づつ種を蒔きました。

ポットに種まき用の培養土を入れて、指で土に1㎝くらいの穴をあけます。そこに、種を入れて土で埋めます。

上からたっぷりと水やりをします。

メロンの発芽温度は、25~30℃です。3月下旬に種まきをした場合は、衣装ケースなどにポットを入れて保温します。発芽するまでは、毎朝水やりをします。

メロンの苗の画像

プリンスメロンが発芽

発芽してきたら、日当たりの良い場所で管理します。日当りを良くして、適度に風に当たらないと徒長してしまいます。
(徒長してしまった場合は、胚軸切断接ぎ木法をすれば大丈夫です。)

種を2~3粒撒いた場合は、本葉が2~3枚のころに生育の悪いほうを株元から切り取ります。

本葉が4~5枚になったら畑に植え付けます。

今回は、種から育てたプリンスメロンの他に、購入した苗も植えました。『シルクロード、緑肉メロン』です。

メロンのポット苗の画像

シルクロードの苗

メロンの畑の準備

連作障害があるので、同じ場所での栽培は5年以上の間隔を開けることが推奨されています。ウリ科の野菜を数年栽培していない場所が適しています。

間隔をあけれない場合は、コンパニオンプランツとしてネギを混植したり接ぎ木苗を使うと良いです。

  • 植え付けの1〜2週間前に、苦土石灰100g/㎡を撒いてよく耕します。
  • 植え付けの1〜2週間前に、堆肥4kg/㎡、配合肥料150g/㎡を撒いてよく耕します。
  • 幅60cm、高さ10cmの畝を作ります。
  • ビニールマルチを敷きます。

メロンの植え付け

植え付けは、5月初旬くらいに行います。遅霜の心配がある場合、ホットキャップやトンネル栽培すると良いでしょう。ホットキャップをすればウリハムシの予防にもなります。

株間90cm程で植えつけます。

メロン苗の植え付け画像

メロン苗の植え付け

コンパニオンプランツとして、メロンの苗の両端を挟むようにネギを植えました。こうするとメロンの根にネギの根が絡みつきます。

メロン苗とネギを混植する画像

メロン苗の両端にネギを植える

メロンの苗は、必ずウリハムシに食害されます。幼苗の場合は、あっという間に葉が無くなり成長が止まってしまいます。

メロンの葉にウリハムシの画像

ウリハムシ

ホットキャップをしていない場合は、虫よけネットで保護したり、シルバーマルチで防除しましょう。今回は、ウリハムシ対策にアルミ箔を敷きました。光るものは、アブラムシやウリハムシの予防に効果があります。

アルミホイルでメロンの苗のウリハムシ予防

アルミホイルを敷く

一本の支柱を建てて、そこに100均の虫よけネットを撒く方法もあります。(ネットは洗濯ばさみで止めます)

アルミ箔は、安いのでコスパが良いです。

その後、トンネル支柱にビニールシートをかけて雨除けをしました。

メロン苗をトンネル栽培で雨除け

トンネル支柱で雨除け

 

植え付け後、1週間くらいは定期的に水やりをします。その後は、雨に任せておけばだいたい大丈夫です。

メロンの植え付け後の管理

敷き藁

蔓が伸びてきたら、敷き藁をします。敷き藁は、蔓を絡めたり泥はねを予防する効果があります。敷き藁がない場合は、100均の不繊布などでも代用できます。また、空中栽培をすれば敷き藁が不要です。

メロンの敷き藁の代わりに不繊布を使う画像

不繊布で泥除け

関連記事:敷き藁の代わりになるもの

2本の子蔓を支柱に誘引して、空中栽培することも可能です。病気になりにくく、視認性が良いので蔓の管理がしやすいです。

メロンの空中栽培の画像

メロンの空中栽培

蔓の管理法

メロンは、孫蔓に実をつけます。そのため、カボチャやスイカより少し面倒です。

  1. 親蔓は本葉4〜5枚で摘心します。
  2. 親蔓から伸びてきた子蔓を2〜4本伸ばします。(土地の面積に応じて)
  3. それぞれの子蔓は、25節程で先端を摘芯します。
  4. 子蔓の10節目までの孫蔓は、取ります。それ以降の孫蔓は、葉を2枚残して摘心します。

雨除け

メロンは、たくさんの雨に当たると病気になりやすかったり、果実が腐ってしまうことがあります。基本的には、トンネル支柱を建てて、ビニールで雨除けするのがおススメです。苗の植え付け後に、行いましょう。

雨除けを設置するのが難しい場合は、「ロジタン、サンライズ」など雨に強い品種を選びましょう。特にサンライズは、放任栽培で育ちます。

メロンの受粉

たいていの品種のメロンは、子蔓から伸びる孫蔓に雌花が咲きます。雌花は、花の根元が丸く膨らんでいるのが特徴です。

子蔓の10~15節から伸びる孫蔓の雌花に受粉させます。

メロンの雌花の画像

雌花

人工授粉する場合は、雄花を摘み取って、雌花の柱頭に擦りつけます。

1本の子蔓に2〜3個着花させます。ただし、メロンは雌花がたくさん咲くので人工授粉しなくても虫などによって受粉されやすいです。たくさん結実した場合は、形のいいものを2個くらい選んで残りは摘果します。

野球ボールくらい膨らんできたら、ネットをかけたり籠をのせてカラスから守りましょう。何もしていないと必ずカラスにつつかれてしまいます。また、最初の追肥もこの時に行います。

カラスにつつかれたメロンの実

カラスにつつかれたメロンの実

排水ネットなどで代用する場合は、5枚くらい重ねないとカラスからは守れないので注意!地這いの場合は、籠を載せておくと確実です。空中栽培の場合は、ネットをしましょう。

カゴでメロンの実を鳥から守る

カゴで保護

メロンの実を排水ネットを重ねて保護

排水ネットで保護

メロンの追肥

追肥として配合肥料を1㎡当たり50g程撒きます。根は、蔓の先端まで伸びるといわれています。株元ではなく、子蔓の先端くらいの場所に肥料を撒くのがポイントです。

最初の追肥後は、2~3週間ごとに追肥を行います。

メロンの収穫

品種により異なりますが、開花後40〜45日が収穫時期の目安です。

「果実の付け根の葉が枯れてくる。そして、甘いにおいがしてくる。」などが収穫の目安です。

特に、においが重要だと感じます。葉が枯れているからと収穫してみると、全然熟していないということが多々あります。

※緑肉メロン(早すぎました・・)

緑肉メロンの収穫前画像

収穫少し前

完熟したメロンは、メロンパンのような強い香りがあります。これを一番の基準にしてみると良いでしょう。

ちなみにプリンスメロンなどは、完熟すると自然にとれるのでわかりやすいです。空中栽培している場合は、落下して鳥につつかれないように注意しましょう。

プリンスメロンの収穫

プリンスメロンの収穫

メロンをカット

プリンスメロンのカット画像

プリンスメロン

害虫・病気

害虫・鳥害

害虫として、必ず寄ってくるのがウリハムシです。特に、幼苗の時にかじられると生育が遅れたり枯れてしまうことがあります。植え付け後は、行燈をしたりホットキャップなどでガードしましょう。ある程度大きく成長すれば、食害されるより成長のスピードが上がるので大丈夫です。

ちなみにウリハムシは、きらきらと光るものが苦手なのでワラの代わりシートやシルバーマルチなどを使えば、ある程度は防ぐことができます。私の場合は、アルミ箔を、株元に敷いて予防しています。

ウリハムシやアブラムシの予防になります。

受粉後は、鳥による被害に注意します。せっかく時間をかけて栽培してきたのにここで荒らされるとショックが大きいです。

地這い栽培であれば、籠をかぶせたり、ごつめのネットをします。空中栽培では、地上から届かない場所に吊り下げるか、ごつめのネットをします。(100均の排水ネットを5重くらいにすればつつかれても大丈夫でした。1重だとはがされたり突いて割れたりしていました。)

カラスなぜ逃げるなどもとても効果的です。広範囲の畑には、コスパがいいです。

メロンの病気

ウリ科に発生する病気が発生します。特に、蔓枯病などは治療法がないので致命的です。予防としては、雨よけをしたり、風通しがよくなるように管理することです。雨が多かったり、湿気が多いと病気になりやすいです。

対策として、空中栽培は病気予防に効果的だと感じました。(2020年は、全国的に大雨となり、地這い栽培は枯れてしまいましたが、空中栽培は無地収穫できました。)

メロンの蔓枯病

蔓枯病

また、株の両端に葉ネギを植えるというコンパニオンプランツも有効です。ネギの根に共生する細菌の抗生物質により病原菌を予防できるそうです。