ミズナは、アブラナ科の野菜で京菜、千筋京と呼ばれることもあります。
4月上旬の春まきと9月の秋まきのどちらでも栽培することができます。
ポット苗などが販売されていることがありますが、直まきでも簡単に栽培することができます。
植え付け(種まき)
- 植え付けの2週間以上前に、苦土石灰120g/㎡を撒いて良く耕します。酸性土壌では、根こぶ病が発生しやすくなります。
- 植え付けの2週間以上前に、堆肥2kg/㎡、化成肥料100g/㎡(春まき)、150g/㎡(秋まき)を撒いて良く耕します。
- 畝幅70cm、畝高10cmの畝を作ります。株間15cm、条間15cm で植え付けます。2条~5条植えくらいまで可能です。条間15cm程で、6~7粒の種を撒いて薄く土を被せます。好光性種子なので深く埋めすぎないようにします。
秋植えの場合は、ビニールマルチを敷きます。マルチで保温することで生育を促進します。
春まきの場合は、寒冷紗をかけて、乾燥と暑さ対策をします。
発芽するまでは、毎朝水やりをします。
植え付け後の管理と収穫
間引き
間引きしながら収穫します。
本葉が4~5枚くらいになったら、3本に間引きます。
3週間後に2本に間引きます。間引いたミズナはおいしく食べることができます。
サラダに使うなら、20~30㎝くらいで採取したほうが食べやすいでしょう。
さらに成長してきたら1本に間引きます。寒さに強いので、冬越して大株に育てて収穫することもできます。寒さにあたると甘みが増します。

ミズナ
少量しか使わない場合は丸ごと株を採取するのではなく、外側から葉を掻きとって収穫することもできます。
食べる分だけ収穫すれば、腐らせる心配がありません。

外側から収穫
秋植えの場合は、寒さによりとう立ちしてきたら、葉が固くなるので全て収穫します。ミズナは寒さに強く、-2℃くらいまでは耐えられます。
害虫
アブラナ科ですが、比較的病害虫はつきにくい傾向があります。
アブラムシやコナガ、ハモグリバエなどが発生することがあるのでトンネルをして不繊布をかけておくと確実です。

ハモグリバエ
特にアブラムシは、モザイク病を媒介するので早めに対処します。

不繊布で害虫予防
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