今回は、「お酢、トウガラシ、ニンニク」などの自然食品を使って、野菜につく害虫を駆除する自然農薬の作り方を紹介します。
自然農薬の原料

自然農薬の材料
- 純米酢
お酢は、3~5%の酢酸を含んでいます。酢酸は、殺菌作用があり、うどん粉病などのカビを原因とする植物の病気に効果があります。また、以下に紹介するトウガラシやニンニクの成分が溶け出しやすい性質があります。 - トウガラシ
トウガラシに含まれるカプサシンには、殺虫、抗菌の効果があります。主に害虫を寄せ付けない効果を期待します。 - ニンニク
ニンニクには、抗菌作用があります。コンパニオンプランツとして他の野菜の隣に植え付けるだけでも病害虫予防になります。ニンニクから発せられる独特な匂いが害虫を寄せ付けない効果があります。
材料の準備
- 米酢 500ml
- トウガラシ 5~10本
- ニンニク 2~3片
- ガラス容器(ない場合は、酢のボトルを使用したのでOK)
自然農薬作り方
- ニンニクの皮をむいで2~3片取り出します。
ニンニクの皮をむぐ
- トウガラシのヘタを取って、中の種を取り出します。
種を出す
- 瓶にお酢を全て入れます。(瓶がない場合は、お酢の容器に材料を入れると良いでしょう。)
瓶にお酢を注ぐ
- 瓶の中に、ニンニク・トウガラシを入れます。
材料を入れる
- 蓋をして、そのまま1~2カ月漬け込んだら完成です。
自然農薬の使い方
作製した自然農薬は、濃度が濃いので、そのまま使うと強すぎて野菜が弱ってしまします。0.5%~1%程に希釈して使用します。
- 容器から、スポイトを使って必要量の原液を吸引します。今回は、1%に希釈する為、3mlを吸い取ります。(針付きシリンジを使うと計測が楽です。100均などにも販売しています。)
- 霧吹きに300ml程の水道水を入れます。
- 先ほど吸引した、自然農薬の原液を霧吹きの中に入れます。
- よく振って、全体が均等になるように攪拌させます。
- 以上で使用準備は完了です。野菜全体や、葉っぱ、葉の裏に吹きかけてください。
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