オクラを種から育てる方法を紹介します。庭がなくても植木鉢、プランターなどで栽培できます。ここでは、培養土の袋をそのまま使って栽培しました。
苗から育てる場合は、植え付けの項目から読んでください。
オクラの植え付け
種まき
オクラの発芽の温度は25~30℃と高めです。早撒きをする場合はポットに種まきします。
種が固いので、一晩水につけておくと発芽がそろいます。
3号(9cm)のポットを用意して、種まき専用の培養土を入れます。ひとつのポットに3粒程、1cmの深さで埋めます。
直蒔きする場合は、5月上旬頃より行います。植木鉢に培養土を入れて、3粒位を埋めます。
間引き

オクラの双葉
双葉が開いたら1本間引いて2本にします。間引きは、他の苗の根を痛めないように清潔なハサミで根元から切ります。
発芽の水やりは、朝に一回行います。水のやりすぎると徒長してしまうので注意します。
本葉が2~3枚になったら、もう一本を間引いて1本立ちにします。
苗の植え付け
オクラは、直根性で深く根が伸びます。また、栽培期間が長く長期間収穫できます。
その為、鉢植えする場合は、深型の植木鉢やプランターを使うと、長い期間収穫することができます。
植木鉢なら、10号以上に一株植えます。プランターなら縦、横、高さ30cm以上を用意します。
また、プランターに複数株植えるなら20~30cm間隔を開けて植え付けます。
本葉2~3枚くらいになったら早めに植え付けます。直根なので、育ちすぎると直ぐに根詰まりを起こします。
根鉢よりやや大きめの、穴を掘って根鉢を崩さないように植え付けます。

オクラの袋栽培
植え付け後の管理
オクラの水やり
春は、土の表面が乾燥していたら、午前中にたっぷりと水やりをします。
夏場の晴れた日は毎日水やりをします。底から水が出るくらいまでたっぷり与えます。
オクラの追肥
本葉が5枚くらいになった頃と、背丈が30cmくらいになった頃に追肥します。その後は、3週間に1回のペースで追肥します。
1株当たり、化成肥料10g程を、株元から離してばらまきます。
肥料不足では、葉の幅が狭く、切れ込みが深くなります。

肥料不足
オクラは、肥料をたくさん必要とする野菜なので肥料切れには注意しましょう。
オクラの収穫
開花後、1週間くらいで収穫できるようになります。品種により異なりますが、5~7cm程の大きさで収穫します。大きくなりすぎると、固くなり風味が低下します。
ちなみに、丸オクラなどは大きく育ちすぎても固くなりにくいです。週末農業などでは丸オクラを植え付けるといいです。
果実のすぐ下をハサミで刈り取ります。また、収穫した実の下の葉を1、2枚残してそれ以下の葉は全て切り取ります。
風通しを良くして、栄養が果実の集中するようにします。

収穫後は下葉2本残して摘葉する
補足知識
オクラの葉に透明の粒
オクラの葉に透明の小さな粒が複数見られることがありますが、これは害虫の卵ではなくオクラの分泌物です。
最近のコメント