タマネギとの混植で、相性の良い野菜と相性の悪い野菜について紹介します。
タマネギのコンパニオンプランツ一覧
相性の良い野菜
ソラマメ、カモミール、クリムソンクローバー、ニンジン、ホウレンソウ、イチゴ
後作:秋ナス、カボチャ、キュウリ、ゴーヤ
相性の悪い野菜
ネギ類、ダイコン、豆類(ソラマメを除く)
野菜別の植え付け方
ソラマメ
ネギ類とマメ科を近くに植え付けると良くないといわれますが、タマネギは例外でマメ科の野菜と相性が良いそうです。特に、ソラマメは、タマネギと栽培時期が近いのでコンパニオンプランツとしておススメです。
混植すると、『霜柱が立ちにくくなる、寒さを緩和することができる、タマネギの害虫を予防する、互いの生育を促進する』という効果を期待できます。
タマネギを、条間40㎝くらいで2条植えして、タマネギとタマネギの列の間にソラマメをところどこ植え付けます。
カモミール
ネギの害虫では、ネギアザミウマ(スリップス)というのがいます。これは、体長1㎜程の害虫です。葉の表面を食害し、葉がかすれて白くなります。
カモミールを、タマネギの近くに植え付けるとカモミールの匂いで、ネギアザミウマを寄せ付かないようにすることができます。カモミールは、匂いが強いのでタマネギから1mくらい離れた場所に植え付けても効果があります。草丈が大きくなりすぎない一年草の『ジャーマンカモミール』がおススメです。
クリムソンクローバー
タマネギとクリムソンクローバーを混植すると、生育促進・害虫予防の効果があります。タマネギの苗を植え付けた後に、タマネギの畝全体にクリムソンクローバーの種をばらまきして軽く土を混ぜます。地表を覆って、雑草を防いだり、タマネギを保温してくれます。また、クリムソンクローバーはマメ科なので根粒菌の働きで土が肥沃になります。
クリムソンクローバーにはマメ科を好むアブラムシが寄ってくることがありますが、それによりテントウムシなどの益虫も増える為、タマネギのアブラムシを防ぐことができます。
ニンジン
タマネギとセリ科のニンジンを混植すると、害虫予防の効果があるといわれています。互いに列違いになるように植え付けると良いでしょう。
ホウレンソウ、イチゴ、ナス科
ネギ類のタマネギは、他の野菜の害虫・病気予防に効果的です。ホウレンソウ・イチゴ・ナス科の野菜などと相性が良いです。
タマネギの後作
カボチャ・キュウリ・ゴーヤ
タマネギの収穫時期は5~6月ですが、タマネギの収穫の少し前にタマネギの畝に、カボチャを植え付けると畑を有効に使えます。畝からタマネギを1株抜いて、そこにカボチャの苗を植え付けます。
ネギ類を植え付けた後の土壌は、土壌の病原菌が減少しているので後作の野菜が病気になりにくくなります。
カボチャの代わりに、キュウリやゴーヤなどでも混植できます。キュウリ、ゴーヤなども少ない肥料で育つので、元肥なしでそのまま植え付けることができます。

タマネギとゴーヤの混植
ナス
タマネギの収穫が終わった畑に、ナスの苗を植え付けると美味しい秋ナスを収穫することができます。また、ネギ類を育てた後は、ナスの半身萎ちょう病の病原菌が減少します。
5月頃より、種を蒔いてナスのポット苗を作り始めます。6月中旬頃より苗を植え付けると、秋には美味しいナスを収穫することができます。
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