エンドウの茎は、細くヒョロヒョロしている為、折れやすいです。
ホームセンターの園芸コーナーでスナップエンドウの苗が売っていましたが、既に茎が折れてしまっているものが大半でした。
今回は、スナップエンドウの茎が折れた場合の対処方法を紹介します。
エンドウの茎が折れた場合の対処
折れ曲がり方によっても対処方法が違うため、2つの場合に分けて説明します。
茎が折れたが外皮が破れていない場合

エンドウの茎が折れた
接ぎ木テープでぐるぐる巻きにして、折れた茎をまっすぐに伸ばして固定してやります。あて木してテープでまいてもよいです。
専用の商品としては、トマトの包帯というものが販売されています。これらの商品は、伸縮性があるので茎が成長して太くなっても大丈夫です。
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その他、ストローを巻いて固定する方法もあります。この場合は、一度ストローを縦に切って平面上にします。折れた茎の部分に撒いてやり、ストローをテープで止めます。
茎が折れて皮が避けてしまった場合

茎が完全に折れた
茎が折れて皮が避けてしまった場合は、導管・師管が完全に切れてしまっている可能性があります。この場合は再生させるのは困難です。
おもいきって折れ曲がり部分から切断しましょう。生長点がなくなると葉の付け根から脇芽が伸びてきます。脇芽を1本伸ばしてやりそれを主枝として育てましょう。

切断してから、約2か月後の状態を搭載します。

切断2ケ月後(左側のエンドウ)

切断2か月後(右側のエンドウ)
切断した部位の下側の枝より脇芽が生えて、ぐんぐんと成長しています。
また、切断した先端部分は挿し木すれば根が生えて再生する可能性があります。ポットに培養土を入れて日陰で育ててみましょう。

切断したエンドウ
ポットに挿し木して育てる。

エンドウを挿し木
挿し木したエンドウは、水分を吸い上げる力が少なくなります。日陰に置いて、こまめに水やりをします。うまくいけば2~3週間で根が生えます。
差したエンドウは、その後成長が止まってしまいました。枯れることはなかったのですが、2ケ月しても根が発生することはありませんでした。トマト・ナスのような挿し木は難しいのかもしれません・・・
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