土づくり(畝を作る)

畝の役割

畝とは、畑の土を直線状に長く盛り上げたところです。畝を立てる目的は、いかのようなものがあります。

  • 水はけを良くする。
  • 土の中の通気性を良くする。
  • 根が地中深く伸びるスペースを確保する。

特に、野菜を育てるうえで水はけを良くするということが重要です。

植物の種類によって、根の張る深さが違います。ナス科の野菜は、根が深く伸びるのでその分、高い畝を作らなければ水はけを良くすることができません。

きゅうりなどの、ウリ科は根がそれほど深く伸びないので、低めの畝で十分水はけを良くすることができます。

畝の種類

平畝

高さ5~10cm程の畝を平畝といいます。水はけの良い土地や、キャベツ・ブロッコリーの苗づくり、枝豆などの加湿気味に栽培したほうがよい野菜に適します。

作業量が少ない

高畝

キャベツ、トマト、サツマイモなど、乾燥気味に栽培したほうがよい野菜を植え付けるときは、高畝を作ります。

20~40cm程の高さで作ります。畝が高い程、水はけが良くなります。

畝の作り方(畝立て)

畝を作ることを畝立てといいます。

畝を作る道具

  • メジャー
  • 支柱
  • レーキ

 

畝を作る手順

栽培する野菜によって、適量の石灰、肥料を撒いて事前に土を良く耕しておきます。

畝幅、畝高さを決めます。支柱などを刺して、目印にしておくと良いでしょう。

畝の中央に外側から土をすくいながら土を寄せます。

高苗の場合は、かまぼこ型に畝の形を整えます。平苗の場合は、水平になるように整えます。