土壌改良方法(水はけ・水持ちの改善)

庭を耕して畑を作る場合は、掘り起こした土をフルイにかけて石を除去します。その後、石灰を投入してphを調整します。

最後に、水はけ・水持ちが良くなるように土の物理的な状態を改良しなければなりません。

砂のように、水はけが良すぎると、肥料成分や栄養も流れ出てしまいます。逆に、粘度のような水はけの悪い土の場合は、根が腐りやすくなります。

土質改善

土質を改善するには、土壌改良剤を元の土に混ぜ込んで耕す必要があります。

土壌改良の資材は、『腐葉土、ピートモス、もみ殻、バーミキュライト、堆肥』など様々あります。この中でも、牛糞堆肥、バーク堆肥がホームセンターで安く購入できるのでお勧めです。(大きめなホームセンターの野外に山積みされています)目安としては、元の土の20~30%程の堆肥を投入して良く耕します。

堆肥中には、微税物が含まれているので土を団子状にしたり、ふかふかにする作用があります。牛糞堆肥とバーク堆肥の違いですが、バーク堆肥はほとんど栄養素をふくまれません。牛糞堆肥も栄養素がほとんど含まれていませんがバークよりは窒素成分がやや多いようです。鶏糞堆肥は、栄養素が多いので土質改善には向いていません。

サラサラな真砂土(1500L)に、バーク堆肥と牛糞堆肥200Lを投入しました。さすがに、投入後すぐに完璧な畑の土になる。ということは、ありません。微生物などの力により徐々に土質が改善されていきます。したがって、最初のうちはその土の特性に合った野菜を栽培すればよいでしょう。

水はけが良い場合は、スイカ、トマト、サツマイモなど乾燥気味に栽培する野菜。水はけが悪く水持ちが良い場合は、畝を高めにして枝豆など、加湿気味に栽培する野菜を育てると良いでしょう。野菜を栽培しいく過程で、様々な微生物が集まり土質も改善されていきます。