プランターや植木鉢で栽培する場合は、市販の野菜専用の培養土を購入すると手間が少ないです。
一方で、住宅地の庭を耕して畑を作りたいという場合は、多くの場合土壌改良が必要です。今回は、野菜が育つ土の状態について簡単に紹介します。
・土壌
1通気性と排水性
野菜栽培では、土の水はけが大切です。排水が悪いと、根が呼吸できない、根が腐ってしまう。
2保水・保肥性
先ほどの排水性とは、真逆の特徴ですが適度な保水性も必要です。肥料を保持したり、乾燥を防ぐ。
3有機物
土の中の微生物の餌となる有機物。堆肥・腐葉土。有機物を分解するふかふかで団子状の土ができる。
4酸度
酸度というのは、土中に含まれる水素イオン濃度のことです。この値が、弱酸性~中性が野菜が育ちやすい環境です。
放置されていた土壌では、酸性に傾くため、石灰を撒いて調整する必要があります。石灰は、いろいろな種類がありますが家庭菜園では『苦土石灰』を用いると良いでしょう。
5異物がない
果実を採る野菜では、少々の小石は問題ありません。大根やニンジンなどの根野菜の場合は、実の形が悪くなる。根野菜を育てる場合は、4~5mm程度のふるいで小石を除去します。
それ以外の野菜では、1cm以上を除去したので大丈夫です。小石も除去しすぎると追加しなければならない土が増えてしまいます。
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