ホウレンソウのコンパニオンプランツを紹介します。
ホウレンソウのコンパニオンプランツ一覧
相性の良い野菜
葉ネギ、ゴボウ、アブラナ科の葉野菜、スイカ、ピーマン、ナス
相性の悪い野菜
ホウレンソウと一緒に植えないほうが良い野菜は特にありません。
野菜別の解説
葉ネギ
ホウレンソウと葉ネギを混植すると、病気予防とホウレンソウの味を良くする効果があります。
ネギの根につく微生物は、抗生物質を出してホウレンソウの萎ちょう病を引き起こすフザリウム菌を抑制してくれます。また、ホウレンソウは、窒素肥料を過剰に吸収すると苦みやえぐみが強くなります。ネギを混植することにより、余分な肥料を吸収して美味しいホウレンソウが育ちます。
ホウレンソウの種を蒔いたときに、ネギの苗を植え付けます。同じ畝に条間15㎝くらい離して列違いに植え付けると良いです。
ゴボウ
ホウレンソウとゴボウを一緒に育てると畑を有効に使えます。ゴボウは、成長すると大きくなり意外と畑で大きな面積を採ります。ホウレンソウと一緒に種を蒔くと、ゴボウが大きくなる前にホウレンソウを先に収穫できます。
ホウレンソウとゴボウは、お互いに直根なので根が干渉しあうことはありません。
ホウレンソウの種を、条間30㎝くらいで2条播きします。ホウレンソウの種を蒔いた条間に、ゴボウの種を株間10㎝くらいで撒いていきます。
アブラナ科
ホウレンソウは、アカザ科の野菜です。葉野菜は他の科の葉野菜と混植することで害虫を抑制することができます。アブラナ科、キク科、ユリ科(ネギ属)など科の異なる葉野菜が隣になるように列違いで植え付けると良いです。
アブラナ科(コマツナ)との混植は、ホウレンソウの立ち枯れ病を予防する効果があるそうです。
- アカザ科
ホウレンソウ、フダンソウ - アブラナ科
コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、カラシナ、ラディッシュなど - キク科
シュンギク、サニーレタス、エンダイブ、サンチェ - ユリ科
葉ネギ、チャイブ
ナス・ピーマン
8~10月頃に、ナスやピーマンの畝の空きスペース(畝の肩または、株間)にホウレンソウの種を蒔きします。ナスやピーマンは追肥を定期的にしているので残肥を使ってホウレンソウが良く育ちます。
特に、ピーマンは浅根なので、深く根が伸びるホウレンソウとは競合しにくく相性が良いです。そしてナスやピーマンは、ホウレンソウの寒さ除けにも役立ちます。
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