イチゴの育て方(畑で栽培)

イチゴの画像

イチゴは温帯地方が原産地であり寒さに強く暑さに弱い性質があります。その為、露地栽培での苗の植え付けは10月頃から行い収穫は翌年の5月頃になります。

イチゴの植え付け

土づくり

  • 植え付けの2週間以上前に、苦土石灰100gを撒いて良く耕します。
  • 植え付けの2週間以上前に、堆肥2㎏/㎡、化成肥料200g/㎡を撒いて良く耕します。
  • イチゴは根が弱いので肥料負けを起こしやすいです。植え付けの十分前に土づくりを終わらせておきます。

畝立てと植え付け

畝幅60㎝、畝高20㎝の畝を作り、株間30㎝、条間30㎝程で2条植えします。

イチゴの畝の画像

畝を作る

根鉢程の植穴を掘って、クラウンを埋めないように浅めに植え付けます。

イチゴ苗を植える画像

イチゴ苗の植え付け

親株側ランナーの反対側に果実ができるので、親株側ランナーを内側に向けておくと収穫がしやすくなります。

植え付け後は、たっぷりと水やりをします。根が土と馴染むまで(1~2週間)は、毎日水やりをします。

泥ハネしないように、根本付近にゆっくりと水やりをします。

イチゴ苗植え付け後の画像

イチゴ苗の植え付け

コンパニオンプランツとして、イチゴの間にニンニクを植え付けました。

イチゴとニンニクを混植の画像

ニンニクによるコンパニオンプランツ

ニンニクは、殺菌成分がありイチゴの土壌病原菌を防いでくれます。また、いちごのアブラムシ予防に効果があります。(ニンニク自体にアブラムシが来ることがありますが、イチゴに付くアブラムシとは種類が違います。)

イチゴの管理方法

植え付け後

植え付け後は、アブラムシや霜対策に防虫ネットを掛けても良いです。春まで、防虫ネットはかけっぱなしにします。防虫ネットをしない場合は、葉の裏側を時々確認しましょう。

イチゴにアブラムシが付いた画像

イチゴの葉の裏にアブラムシ

(雪が降る地域では、潰れるのでネットをかけないようにします。雪に埋もれてもイチゴは大丈夫です。)

また、植え付け後には株の根元から脇芽が生えてきます。脇芽を放置しているとどんどん増えてきて、栄養が分散してしまい収穫するイチゴの実が小さくなります。

脇芽は、1つだけ残して残りは摘み取るようにします。(一株当たりクラウンが2つになるようにする)

イチゴの脇芽を摘み取る画像

脇芽を摘み取る

イチゴの脇芽は、少しわかりにくいですが根元に小さなクラウンがあるのが目印です。少し離れたところから生えてくることもあるので確実に摘み取りましょう。

イチゴの脇芽を摘み取った画像

イチゴの脇芽

冬になると、イチゴは休眠状態に入ります。葉を地面に張り付けて寒さに耐えます。この時、葉が赤くなってきますが病気ではないので心配いりません。

休眠中も土の表面が白く乾燥してきたらしっかりと水やりをします。

追肥・マルチ

2月下旬~3月上旬に、休眠から目覚めてきたら追肥を行います。葉が立ち上がってくるのが目印です。

畝の周りに浅い溝を掘って、化成肥料を50g/㎡で撒きます。撒いた肥料は埋め戻さないでそのままにしておきます。

ビニールマルチもしくは、敷き藁を敷いて保温をします。ビニールマルチをする場合は、植え付け時にマルチに合わせて等間隔に植え付けておくと良いです。

今回は、雑草堆肥を敷き藁の代わりに使用しました。

イチゴに雑草堆肥でマルチの代わり

雑草堆肥でマルチをする

参照:雑草を野積みして堆肥を作る方法

ビニールシート

花が咲き始めたら、トンネル支柱を立ててビニールシートを掛けます。

イチゴの花の画像

イチゴの花

雨や湿気による病気の発生を予防したり、鳥害被害の予防にもなります。ただし、めんどうならしなくても問題ありません。

イチゴの雨除け

イチゴの雨除け

また、ビニールシートの出入り口と両サイドの下側15㎝程は開放します。受粉をしてくれるミツバチなどの昆虫が出入りしやすいようにしておきましょう。

イチゴの収穫

開花から35~45日で収穫期を迎えます。初期の花が咲き始めるころは、気温が低いため昆虫による受粉が期待できません。

やわらかい筆で花の中心部分をなでて人工授粉します。受粉後は、鳥よけのためにネットをかけておきましょう。

イチゴの画像

イチゴの収穫

開花期から収穫期には、株元からランナーが伸びてきます。ランナーは、小苗を収穫するために利用できますが収穫中は栄養を奪われてしまうので定期的に根元から切り取ります。

イチゴのランナー画像

イチゴのランナー

病気・害虫

炭疽病

イチゴにとって、もっとも致命的な病気です。葉に黒い斑点ができたり、茎・ランナーの局部に黒い斑点が発生します。炭疽病の場合は、治療は難しいので他の株に移らないように、処分します。

土の菌から感染するので、雨除けをしたり、水やりの時に泥はねしないように注意します。また、症状が似ている病気で輪紋病というものがあります。この場合は、発病葉を取り除いたので大丈夫です。

うどん粉病

葉や果実に、うどんの粉のような白いカビが広がる病気です。初期の段階であれば、お酢スプレーなどの自然農薬でも治療できます。

イチゴのうどん粉病の葉の画像

うどん粉病

イチゴの実のうどん粉病画像

うどん粉病

参照:害虫駆除用の自然農薬の作り方

害虫

イチゴは、害虫による被害は比較的少なめです。害虫で多いのは、アブラムシやハダニなどです。アブラムシが発生した場合は、駆除したのち防虫ネットをかけると良いでしょう。

参照:アブラムシ駆除自然農薬の作り方