イチゴを栽培していると、茎・葉・ランナーなどが赤色に変色することがあります。
何かの病気ではないかと心配するかもしれません。今回は、イチゴの茎・葉が赤色に変色してしまう原因について紹介します。
イチゴの茎・ランナーが赤くなる
一般的にホームセンターなどで販売されている状態のイチゴの苗は、緑色をしています。この苗を植え付けて数日すると茎・ランナーが赤くなってきます。

茎が赤くなる
赤色の成分は、アントシアニンという物質によるものです。イチゴの実が赤い色をしているのもアントシアニンが豊富に含まれているからです。イチゴはアントシアニンの分泌が盛んなので植え付けて数日すると、茎・ランナー・クラウンなどが赤色に変色してきます。
したがってイチゴの茎やランナーが赤色になるのは自然なことなので特に心配はいりません。
イチゴの葉が赤くなる
11月~2月になると葉が赤く変色してきます。これは、気温低下による寒さが原因です。秋になると山でも紅葉がみられますがイチゴの場合も同じように葉が赤くなります。

葉が赤くなる
葉が赤くなったからと言って枯れることはないので心配はいりません。
イチゴは、冬に冷たい気温にさらされることにより春になったときに実ができます。低温に強い野菜ですので少々の寒さは心配いりません。ただし、この赤くなった葉が、茶色くなり枯れることがあります。
枯れた葉をそのまま放置しておくと病気の原因になることもあるので、株元から摘み取りましょう。冬の間は、ほとんどほったらかしで大丈夫です。
3月上旬になると気温が上がってきます。そうなると、イチゴは休眠から目覚めて葉が立ち上がってきます。畝の周りに、1㎡当たり50gの化成肥料をばらまきます。
イチゴなどの実物の野菜は、リンが多めの肥料が向いています。リンは果実を大きく育てる効果があります。
その後の管理については、以下の記事を参照ください。植え付けから収穫まで紹介しています。
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