トマトのコンパニオンプランツ・混植

トマトの収穫画像

トマトのコンパニオンプランツを紹介します。混植や後作などの参考になれば幸いです。

トマトのコンパニオンプランツ一覧

相性がいい混植

バジル、アスパラガス、キャベツ、ネギ類(ネギ、ニラ)、パセリ、マリーゴールド、ナスタチウム、ラッカセイ

相性の悪い混植

パセリ、ナス、ジャガイモ、トウモロコシ、ウリ科、オクラ

病気予防・害虫駆除

マリーゴールド

マリーゴールドは、センチュウの被害を抑制する効果があります。また、マリーゴールドの花にはどくとくなにおいがあります。これによりコナジラミやヤガ、アブラムシなどの害虫を寄せ付けない効果もあります。

トマト1株に対して、四方を囲うように4株植え付けると良いです。花から購入するとコストがかかるので、種から育てると良いです。4月頃にプランターもしくは、畑の隅に種を蒔くと良いでしょう。本葉5~6枚になると移植できるのでトマトの植え付け時期と丁度重なります。

マリーゴールドは、トマト以外にもナス、スイカ、キャベツ、大根などとも相性が良いです。たくさん育てておくと重宝します。

マリーゴールドには、アフリカン系とフレンチ系があります。よりセンチュウに効果的なのはアフリカン系です。ただしアフリカン系は、フレンチ系と比べて背丈が高くなる(90㎝くらいになる)ので植え付ける間隔に余裕を持たせたほうが良いです。

参照:マリーゴールドの育て方

ナスタチウム

テントウムシを呼び寄せてくれるので、アブラムシの予防に役立ちます。また、コナジラミ、アリの予防効果もあります。

ネギ類

トマトの苗を植え付けるときに、ネギ類を植え付けると萎ちょう病を予防する効果があります。ネギ類の中でも特にニラが病気予防の効果が高いそうです。

ニラの根には、トマトの病原菌の拮抗菌が繁殖してトマトの病原菌の増殖を抑えます。

お互いが成長した時に根が絡むように近い位置に植え付けるのがポイントです。トマトの苗を植え付けるときに、根鉢を囲むように2~3本のニラを植え付けます。

アスパラガス

アスパラガスは、トマトのセンチュウを防ぐ効果があります。逆に、トマトはアスパラガスのハムシを防ぐ効果があり互いに成長を助けます。

アスパラガスは、根が広範囲に広がるので、アスパラガスから1m程離れた場所に植え付けると良いです。

空間の有効利用・生育促進

バジル

バジルをトマトの株間や株元に植えるとトマトの風味が増すといわれています。バジルは、地中からの水分をよく吸収するのでトマトに余分な水分を与えるのを防げるからだと考えられています。

また、バジルは真夏の直射日光が当たると葉焼けを起こすことがあります。トマトの横に植えると程よい日陰ができて生育が良くなります。

ラッカセイ

ラッカセイは、バジルと同様にトマトの周りの余分な水分を吸い上げるのでトマトの風味が増す効果があります。

相性の悪い組み合わせ

トマトとパセリを混植するとパセリが枯れてしまいます。

トマトはナス科の中で、最も生育が良い作物です。他のナス・ジャガイモなどと混植すると肥料分をトマトが独占して、他の野菜が育たなくなります。

オクラやウリ科の野菜とも相性が悪く、互いの生育が悪くなります。

トウモロコシなど背が高くなる野菜を混植すると、お互いに太陽の光が当たりにくくなります。背が高くなる野菜との混植も控えましょう。