アブラナ科のカブと相性の良い野菜は、「セリ科、キク科、ネギ属」です。異なる科の野菜を近くに植え付けることで、害虫被害を抑制することができます。
今回は、カブのコンパニオンプランツについて具体的な「植え付け時期」や「植え付け方法」について紹介します。
カブのコンパニオンプランツ一覧
カブと相性の良い野菜
ニンジン、葉ネギ、リーフレタス、シュンギク
カブと相性の悪い野菜
野菜別の植え付け方法
ニンジン
アブラナ科のカブとセリ科のニンジンを同じ畝に列違いで植え付けると、害虫予防の効果があります。条間は20㎝くらいにしてお互いの葉が触れ合うくらいにすると害虫予防に効果的です。
種から育てるとカブは50~60日くらい、ニンジンは100~120日で収穫になります。ニンジンの方が栽培期間が長いので、カブは時期をずらしながら植え付けると良いです。
葉ネギ
アブラナ科とネギ類の混植では、「害虫予防、病気予防」の効果があります。
お互いによって来る害虫が異なる為、害虫同士が避け合います。また、根に付く微生物の種類が異なる為、病気予防にもなります。
葉ネギは、アンモニア窒素を吸収します。カブは、アンモニア窒素が分解されてできる硝酸態窒素を吸収します。お互いに、吸収する養分の種類が異なるので栄養分の競合が起こりません。
また、カブは窒素過剰だと実や葉の苦みが増しますが、過剰な窒素を葉ネギが吸収してくれるので甘い株が収穫できます。
植え付け方は、同じ畝に条間10㎝くらいで交互になるように植え付けると良いです。
リーフレタス
アブラナ科のカブとキク科のリーフレタスは、お互いの害虫を忌避させる効果があります。
キク科の匂いはカブにつくモンシロチョウやコナガを忌避します。アブラナ科の匂いは、リーフレタスにつくアブラムシを忌避します。
列違いに植え付けても良いですが、カブ4~5株に対してリーフレタス1株くらい植え付けると十分に効果があります。
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