スイカを空中栽培で育てる

スイカの空中栽培の画像

庭の省スペースでスイカを育てる場合は、空中栽培が有効です。

スイカの空中栽培では、「支柱を立てるのが難しい。手間がかかる」というイメージがあるかもしれませんが、小玉スイカであれば、簡単に作れる合掌式であれば比較的手間が少ないです。

空中栽培は、最初の準備こそ少々かかりますが、その後の管理は地中で栽培するより楽になります。

今回は、小労力・省コストでできる小玉スイカの空中栽培を紹介します。

スイカの空中栽培のメリット

まずは、空中栽培のメリットを紹介します。これを知れば、空中栽培に挑戦しようかというやる気が湧いてくるかもしれません。

・省スペース
栽培スペースが小さくて済む。地上に小蔓を伸ばすと、一株当たり2×2mほどのスペースが必要になります。それに対して、空中栽培では、一株当たり1㎡ほどのスペースで十分です。

また、栽培スペースが少ないので、虫よけや鳥よけの設備も小さくてすみます。(銀テープなど)

・病気予防
地面から離れるので、湿度が低くなり通気性が良い。風通しもよく、日光によく当たるので元気に育ちます。実にも光が均等に当たる為、玉なおしの必要もありません。

・観察力アップ
スイカの蔓が目線上となる為、スイカの状態が非常に観察しやすいです。害虫や葉の異常などを見つけやすい。雌花の開花や受粉などを見逃しにくくなります。

・鳥、動物被害にあいにくい。
実が空中にできるので、イタチ・イノシシなど小動物による被害にあいにくくなる。意外なことに、何の対策をしなくても、カラスの被害も少なくなりました。

スイカの空中栽培の方法

細かな栽培方法は、通常のスイカの育て方と同じです。違うのは、苗を植え付けた後に空中に誘導するための支柱を建てるだけです。

※支柱を建てるのは、土を耕してから早めにしましょう。蔓が伸びてきてからなどと待っていたら、地面が固くなり支柱が刺さりにくくなります。

スイカの空中栽培では、いろいろな支柱の立て方があります。その中でも、もっとも簡単で丈夫なのが合掌式だと思います。

合掌式っていうのは、2本の支柱を上部でクロスさせて固定する方法です。それを何個かつなげたものに、キュウリネットなどをかけると出来上がりです。

子蔓を、ネットに誘引して、てっぺんまで蔓が伸びたら反対方向に下ろしていきます。伸ばす子蔓は、畑の面積に応じて2~4本にするといいです。

スイカの空中栽培の画像

スイカ空中栽培

上の画像では、横に何本か支柱を入れて補強していますが児玉スイカの場合はここまで頑丈にする必要はなかったように感じます。支柱は、できれば2.5mの長いものを使うと良いですが、100均に売っている2.1mでも可能です。

実が膨らんできたら、ネットなどにつるして枝が折れないようにします。ネットに関しても、麻紐や藁などで作ることができます。

スイカ吊るしネットの作り方

参照:スイカつるしネットの作り方








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