スイカの雨除け方法

アルミホイルでメロンの苗のウリハムシ予防

スイカなどの果実を摂る作物は、乾燥気味に栽培したほうが甘くておいしく作れます。

特に梅雨時の長雨は、果実の味が落ちるだけでなく病気の心配もあります。

そこで今回は、梅雨時などのスイカの雨対策を紹介します。できるだけコストをかけずに簡単にできる方法を紹介しますね。

簡易的な方法

高畝、浅植え

まずは、植え付けるときの注意点です。畝を高めに作ると水はけが良くなります。20~30cmで作りましょう

さらに浅植えすることにより、高畝の効果が高まります。また、可能であれば水はけが良い場所を選びます。

メロン用の畝の画像

高めの畝を立てる

マルチ

マルチは、土壌の水分の変化を安定させる効果があります。広めに敷いておけば、雨をはじいて根から吸収する量を減らしてくれます。シルバーマルチを使えば、アブラムシやウリハムシの予防にもなります。

ダイコン植え付けマルチ画像

マルチ

敷き藁を使う

マルチと併用して、敷き藁を株もとに敷いてやるといいです。根からの水分の吸収を抑えることができます。藁は、昔は藁蓑(わらみの)としてカッパを作る原料として使われていました。

藁は、水をはじいたり吸収して地中にしみこむ水分を少なくしてくれます。多めに藁を敷くのがコツです。

スイカ栽培では、ムギのワラが最適ですが準備できない場合は、刈り取って乾燥させた雑草などでも代用できます。

枝豆に敷き藁をした画像

枝豆に雑草の敷き藁

関連記事:敷き藁の代わりになるもの

雨の時期を避けて栽培

もっとも手軽なのは、収穫時期が梅雨の時期と重ならないように栽培することです。果実が肥大するときに雨が多いと特に困るので、夏植え秋採りで栽培するといいです。

西日本では7月頃より、夏植え用のスイカ苗が販売が始まります。7月中旬頃に植え付けると、8月には梅雨明けして雨が少なくなります。

関連記事:スイカを夏に植えて秋に収穫する

トンネル栽培

少し面倒ですがトンネル支柱を立てて、トンネル栽培をすると雨のかかる量を確実に減らすことができます。また、株元を雨で撃たれないようにするだけで病気にもかかりにくくなります。

道具は全て100均だけでもそろいます。

メロン苗をトンネル栽培で雨除け

トンネル支柱で雨除け

コスト・手間がかかる方法

雨除けを作る

支柱を使って雨除けを作る方法があります。最も簡単なのは、半円形のトンネル支柱を何個か並べてその上にビニールを敷く方法です。

100均で材料を集めると、かなり安く作れます。

市販品もあります。トマト用の雨除けや、簡易的なビニールハウスを購入すると良いでしょう。

ビニールハウス

長めの支柱をロープなどでつないで、ビニールハウスもどきを作ることができます。作るのに多少の手間がかかりますが、こういった技術はいろんなところで応用できます。

水はけのよい土を使う

やはりスイカ栽培で最も大事なのが土だと感じます。鳥取などスイカの代表的な生産地では、砂漠の砂のような水はけ抜群の土壌で栽培しています。水はけが良ければ、大雨が降ろうが、雨に打たれようが甘いスイカが作れます。

西日本の場合は、真砂土というのが安く入手できます。これを元に土づくりをすれば、水はけのよい畑が作れます。

2020年は、記録的な大雨に合い近隣のプロの農家でもスイカが取れないということがありましたが、うちでは無事に収穫することができました。

ちなみに、土は建材屋で購入すると安く入手することができます。
(参照:庭に畑を作る手順

庭の畑に真砂土を投入した画像

真砂土を投入

まとめ

大雨に長く当たると、実が割れてしまったり病気にかかりやすくなることがあります。いろいろな対策があるので、簡単なものから試してください。








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